エアコン代、どっちが安い?正解を知って、エアコン代を節約しよう!
暑い日が続く中、気になるのが夏場のエアコン代。実は、夏の昼間の時間帯では、電気使用量の約60%をエアコンが占めていて、2位の冷蔵庫(17%)と比べてもダントツトップです。
そんなエアコン代、どうすれば少しでも安くできるのか?そのコツをお教えします!
2023年8月10日
エアコン代、どっちが安い?正解を知って、エアコン代を節約しよう!
暑い日が続く中、気になるのが夏場のエアコン代。実は、夏の昼間の時間帯では、電気使用量の約60%をエアコンが占めていて、2位の冷蔵庫(17%)と比べてもダントツトップです。
そんなエアコン代、どうすれば少しでも安くできるのか?そのコツをお教えします!
除湿運転には、湿度のみを下げる「弱冷房除湿」と、温度を下げずに除湿のみを行う「再熱除湿」の2種類があります。そして、その電気代を比べると、「弱冷房除湿」が通常の冷房運転に比べて電気代が安いのに対し、「再熱除湿」は冷房運転より高くなります。
そこで、梅雨寒の日など、ジメジメ感だけを軽減したい場合には「再熱除湿」、電気代を押さえつつ快適に過ごしたい場合は「弱冷房除湿」、夏の暑い日で温度も湿度も下げたい場合には「冷房運転」と言ったように、状況に応じて上手く使い分けることで、電気代を節約することが出来ます。
エアコンの消費電力は、外気温と設定温度の差が大きい運転開始直後が最も大きくなるため、こまめにつけたり消したりすると、かえって無駄な消費電力がかかります。
とは言え、つけっぱなしの方が常に電気代が安いとも言い切れません。
では具体的にどうすればよいのでしょうか?
外気温が高く陽射しが強い日中などは、30分程度の外出であれば、つけっぱなしにする方が電気代は安く済みます。一方で、夕方以降や、外出が1時間を超えるような場合は、一度エアコンを切ったほうがお得と言えます。
設定温度が消費電力に与える影響は大きく、1度上げれば10%の節電になると言われています。そこで、涼しさを感じられない時にお勧めなのが、エアコンの温度を下げる代わりに、風量を強くすることです。
風量を強くするだけなら、それほど消費電力は増えない上に、体感温度を下げることが出来るのでお得です。そして、部屋がちょうど良い涼しさになった所で、風量を自動に切り替えておきましょう。
冷たい風を直接浴びられると言うことで、風向きを下方向に設定している方もいるかと思いますが、電気代の観点からは好ましくありません。冷たい空気は部屋の下の方にたまるため、風向きを下にしていると、天井部分に高温の空気が残ってしまい、エアコンが正しく部屋の温度を感知できず、冷房を効かせ過ぎてしまうことがあります。また、足元ばかりが冷えることになり、部屋全体が涼しくなりません。
よって、風向きは平行もしくは上にするのがお勧めです。そうすることで、冷気は下に向かい、部屋全体がまんべんなく涼しくなります。また、扇風機やサーキュレーターの風をエアコンに当てることで、冷たい空気を散らすことも効果的です。
ここまでで、エアコンの運転を上手に使い分けることで、電気代が節約できることが分かって頂けたかと思います。
しかし、エアコン自体のお手入れが不十分な場合、そのせいで電気代が上がってしまうなんてこともあります。そして、室外機の置き方ひとつでも、電気代は変わってきます。
まず室外機の置き方についてです。
室外機は、部屋の中の熱を、部屋の外に捨てる際に、多くの電気を使用します。そして夏場、室外機が直射日光や地面からの照り返しにさらされると、その付近はとても高い温度になってしまうため、熱を捨てる効率が低下し、電気を余分に使ってしまう場合があります。そこで、室外機は出来るだけ日陰に設置するか、日よけを設置することをお勧めします。
また、熱を逃がす室外機にとって大切なのは、空気の通り道を塞がないことです。前に大きな物を置いたり、カバーで覆ったりせず、出来るだけ風通しを良くすることが、余分な電力を使わないことに繋がります。
そして、エアコンのフィルターについてですが、掃除をしないと、目詰まりして、最大で25%無駄な電力を消費することになると言われています。
真夏など、頻繁に使用する時期には、2週間に1回を目安にお掃除することをお勧めします。
そして、自分で出来るフィルター掃除以外、手の届かないエアコン内部の送風ファンや熱交換器などの汚れについては、専門業者のエアコンクリーニングで一掃してもらうことで、よりエアコンが効果的に稼働し、節約に繋がります。