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【プロのアドバイス】エアコンはなぜ汚れる?黒い汚れはカビ?冷房を使うと汚れて、暖房は汚れにくい?

2023年7月24日

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エアコンの風の吹き出し口の汚れを見て、ギョッとしたことはありませんか?

今回は、エアコンが汚れる原因、使い方を解説していきます。

エアコン内部のカビは、冷房を使うと繁殖します

まずは、シンプルに、エアコンは、冷房を使うと汚れます。暖房の時は、100%とまでは言えませんが、そこまで汚れません。

なぜか!!エアコンは、冷房を使うと内部で結露が発生して、湿度が上がり、カビが発生します。暖房の際は、内部が温まるため、内部は乾燥するので、カビは発生しません。

エアコンの構造上、冷房を使うと、内部のアルミフィン(熱交換器)が冷たくなり、そこにエアコンが吸い込む室内の暖かい空気が当たることで、その温度差で結露が発生し、水分が発生し、エアコン内部の湿度がぐっと上がり、カビが発生します。

夏の冷房使用時には、エアコン内部で結露が発生すると、その水は室外機の横のホースからポタポタと水が落ちてくるはずです。それは、室内機の内部で発生した結露水が外部に排出されているからです。

エアコンは、冷やしすぎると汚れが早い!

これは、大井町店での施工での経験則ですが、概して25度以下に設定して、夏場フル稼働したエアコンは、1年でかなり汚れます

エアコンの温度を下げれば下げるほど、室内の暖かい空気との温度差が大きくなるので、結露の量が増えます。その分、湿度も上がるので、カビの発生は進みます。

こんな使い方するとエアコンは汚れる!!

・エアコンの近くで洗濯物の部屋干し→これは意外とハンガー掛けがあったりでやりがちです!
・エアコンの下に加湿器→冬場に要注意です!
・エアコンの近くにキッチン→エアコンが油を吸って、内部がベトベトに汚れます!
・エアコンの下に水槽→これは本当にやばいです。

これ全部OUTです!!これしている方、要注意です!!

知っておきたいエアコンの基本の仕組み

お客様とお話ししていると、意外と知られていないは、エアコンって実は室内の空気を吸い込んでその空気の熱を外に逃して、冷たい空気を出していることです。このまず、室内の空気を吸っているということが意外と知られていないんです。
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なので、構造的には、上記の図のように正面と上部のフィルター部分でエアコンは室内の空気を吸い込んで、それを冷やして、下部の排気口から冷たい風を出しています

つまり、これはどういうことかと言うと、エアコンの近くが埃っぽい環境だと、埃がたくさん溜まるし、その埃がフィルターに溜まりに溜まると空気を吸わなくなるので、出てくる風も弱くなり、冷えが悪くなります。また、キッチンの近くだと、空気中に滞留した油煙をエアコンが吸い込んで、エアコン内部がベトベトの油汚れがつきます。

油煙を減らすためにも、キッチンのレンジフードがしっかり機能することが大切なので、レンジフードの清掃も大切になってきます。

エアコン清掃のおすすめ頻度は??

リビング、店舗などで、夏場にフル稼働するエアコン:これは、毎年洗浄をするのがおすすめです。やはり一夏でカビはかなり発生します。遅くても、2回夏を超えたら1度清掃を行うのがおすすめです。

寝室、子供部屋、物置など、使用頻度が低い、日中使わないエアコン:基本的には、汚れ具合は、使用頻度の高いものに比べて弱いので、3-5年に1度くらいの清掃でOKです。
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