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エアコンの分解掃除は何年ごとにやるべきか&オプションは何を選ぶべきか。

2022年4月11日

結論として

お客様からの質問の中でも多いのが、「エアコンの分解掃除は何年に一度やるべきなんですか?」と「オプションはどれを付けるべきですか?」です。

今回は、こちらに回答する内容を書いていきたいと思います。

※大前提として、これはあくまで大井町店が東京近郊で対応させて頂いているお客様の事例を元にした私見です。北海道、沖縄など地域によって、大きくことなりますので、ご不安な方はお近くのおそうじ本舗にお尋ねください。
忙しいお客様はここだけ読んでいただければ十分です(^^)/

なぜ?そうなの?気になる方は、以下に説明を補足した記事を書いておりますので、お時間のあるときにお読みください(^^

①リビングのエアコンは、毎年の清掃がおすすめです!(長くても2年に1回)

室外機の清掃は、4年に1度はやりましょう!(故障リスクが下がり↓、電気代が下がり↓、冷暖房の効きが良くなり↑、電気代が下がります↓)

③できる限り、ドレンパン分解まで依頼しましょう!(カビの除去率があがり↑、翌年もキレイに使える可能性があがります↑)

④おそうじ機能が付いているエアコンも清掃が必要です!(通常エアコン同様に汚れます。当店で依頼のあるエアコン清掃で約半数はお掃除機能付きエアコンです!)

エアコン分解清掃の頻度に関して

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清掃すべき頻度、あるいは汚れがたまりやすいかどうかは、夏場の利用頻度、利用時間によるものが大きいです

冬は床暖房があるので、冬は使わないから、そこまで汚れていないはずとお考えのお客様も多いですが、冬は暖房でエアコン内部は乾燥するので、ほとんどカビは発生しません。ですので、冬にエアコンを使っているかどうかは、エアコン内部の汚れとはそこまで大きな関係はありません。

むしろ、冬は、空気が乾燥するため、夏場に溜まったカビや汚れも乾燥してカラカラになり、暖房を使うことでその汚れが飛散しやすくなります。

原因不明の咳、のどの痛み、目がかゆいなどの症状がありましたら、原因はエアコンだった!ということも少なくありません。

ここで考えないといけないのは、部屋によって利用する時間帯と利用頻度・使用時間が異なることです。

経験上、リビングのエアコンは一番汚れやすく、こちらは、毎年やってもおかしくありません。多くのご家庭で、リビングのエアコンが一番家の中で使用する頻度と時間も長いはずです。

実際に毎年清掃をされている方も多いです。それでもコストがかかるものですので、毎年分解掃除を頼むのは大変だという場合は、2年に一度は清掃をおすすめします。

寝室と子供部屋のエアコンなど、日中外出しており、使用するのが夜だけのエアコンの場合は、2~4年に一度の清掃でも大丈夫なことが多いです。勿論、一夏使えば、多少の汚れはつきますので、毎年やるに越したことはありませんが、優先順位としてはリビングには劣ります。

ただし、コロナ禍で在宅時間が増え、リモートワークなどで日中も使っている場合は、リビングと同様に毎年あるいは、2年に一度の清掃がおすすめです。

そこまで、ケースとしては多くはありませんがキッチン近くについているエアコンは要注意です。こちらは、油汚れを吸い込みとても汚れます。リビングでもキッチンよりについているエアコン、あるいは、キッチンに単独でエアコンがある場合は、毎年の清掃がおすすめです。
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エアコンの汚れは主に夏の間に冷房を使うことで発生します。

エアコンは構造上、室内の空気を吸い込んで、冷ましたり、温めたりして、空気を出してきます。その為、室内の空気を吸い込む段階で、室内のホコリや空気中にある油を吸い込んで、内部が汚れます。さらに夏場の温かい空気を吸った際に内部にあるアルミフィン(熱交換器)との温度差で結露が発生し、エアコン内部の湿度が上昇することで、内部にカビが発生します。その為、日中の日が昇っている時間帯の室内温度が高い状況でエアコンを使えば使うほど、アルミフィン(熱交換器)との温度差が大きくなり、多くの結露が発生して、カビが発生するという仕組みです。

*アルミフィン(熱交換器)は、上記写真のフィルターを取り外すと見えるこのシルバーの部分です。
*冷房運転時は、アルミフィン(熱交換器)は冷たくなるので、冷たいアルミフィンと取り込んだ暖かい室内の空気がぶつかることで結露が発生します。

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アルミフィンで発生した結露で、アルミフィンが汗だく状態になり、湿度が上がり、アルミフィンは勿論のこと、内部の風を送りだすファンにも強いカビが発生します。それが上の写真です。

お客様の中には、「おそうじ機能があるから、エアコンの掃除は必要ないと思っていました!」そんなお声を耳にします。

大変申し上げにくいのですが、残念ながらそんなことはございません。弊社で実際に承るエアコン清掃の約半数はおそうじ機能の付いたエアコンです。

おそうじ機能とは、フィルター自動掃除機能のことを指します。これは、フィルターに溜まるホコリを自動で掃除してくれる機能です。エアコンを停止した後に自動で「ウィーン」と音がしながらフィルターのホコリを集めてくれます。ちなみに、集めたホコリを自動で排出(パナソニックの一部機種)してくれる機能もありますが、パナソニック以外は、基本的に集めたホコリや手動でお客様ご自身で取り出す必要があります。日々のメンテナンスのやり方がわからない場合は、訪問したスタッフまでお声かけ頂ければご説明させて頂きます。
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こちらは、パナソニックのお掃除機能付きエアコンの分解と内部の汚れをまとめた画像です。このように分解すると内部の汚れがこんなに溜まっていることが一目でわかりますね。ホコリは、カビ菌の栄養素になるので、回収したホコリも取り出して処分しないと、エアコン内部のカビを育ててしまうことになります。
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こちらは、実は汚れが強い場合の多い、日立の白くまくんのお掃除機能付きエアコンの内部の様子です。日立の白くまくんをお使いのお客様、日々のメンテナンスと内部ファンのご確認をおすすめいたします。
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エアコンのオプションメニューはこのように8種類ほどあります。

ウェブサイトにも記載がありますが、現場でやっているものの目線で個別に補足説明を書かせて頂きます。

①防カビチタンコーティング(税込3,300円)
これは、エアコンのキレイな状態を長持ちさせるために行うものです。毎年洗うのはお金がかかるから、少しでもエアコンを洗う頻度を遅らせたいなという方にはおすすめです。逆に毎年洗って、いつもスッキリしてキレイな風で夏を迎えたい!そんな方は、防カビコーティングにお金を使うより、毎年しっかり洗浄を依頼して頂くのがおすすめです。もちろん、やるに越したことはありません(^^)/


②室外機(税込5,500円)
理想は、室内機の洗浄を行うタイミングで一緒に掃除をするのがおすすめです。理由は、室内機と室外機は二人三脚で一緒に稼働しているものなので、室内機だけキレイにすると、室外機に過度な負荷がかかりバランスが悪くなり壊れるといったこともあります。また、ネコや犬などのペットを飼われているお客様は、ペットの毛が室外機に絡まっていることが多いので、その場合も清掃が必要です。

しかし毎度のエアコンクリーニングに室外機を毎回掃除を依頼するのがコストがかかるため、少なくても4年に一回の清掃をおすすめしています。

仮に2年に一度のエアコンクリーニング(室内機)を行う場合は、2回に1回は室外機もやるといった具合で清掃を依頼していただけると良いと思います。室外機の清掃を怠って、7,8年目で室外機だけ壊れるというお客様も少なくありません。

室内機の清掃と一緒に室外機もぜひご検討ください(^^)/

③防虫キャップ(税込1,100円)
防虫キャップは、室外機の脇にある水がでるドレンホースからの虫の侵入を防ぎます。近くに公園、木、ベランダにグリーンを置いている家庭、あるいは、虫が大の苦手!という方におすすめです。ホームセンターやAmazonでも防虫キャップは買えますので、ご自身でつけることも可能です。ストッキングを切って、ゴムで取り付けるDIYもありです!

④エコ洗浄(税込1,100円)
エコ洗浄は、ペットや赤ちゃんがいる家庭、アレルギー持ちのお客様におすすめです。しかし、4年以上エアコン掃除をしていない場合や汚れが強い場合は、通常の洗剤を使ったほうが洗浄力自体は高いので、通常洗浄でしっかり汚れを落とすことを優先したほうが良い場合もございます。ですので、毎年洗っている方でという条件がついて、さらに上記に該当する方は、エコ洗浄がおすすめです!

⑤スチーム除菌(税込1,100円)
スチーム除菌は、ノズルの先で約130度の蒸気を噴射して、エアコン内部を高温処理することで、カビなどの雑菌を殺菌するサービスです。洗浄で目に見える汚れは落ちますが、目に見えない雑菌など処理も徹底的にやりたい!という方におすすめです。

⑤ドレンパン分解(税込3,300円)
三菱、日立、パナソニック、シャープのエアコンのお客様にはおすすめのオプションです。ダイキン、東芝、富士通は対応不可です。富士通はファンとドレンパンが一体式の為、ドレンパンのみの分解ができない為、完全分解(税込5,500円)のみ対応可能です。このオプションは、リビングのエアコンなど使用頻度の高いエアコンには特におすすめです!
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⑥【完全分解】ドレンパン、送風ファン分解(税込5,500円)
三菱、日立、パナソニック、シャープ、富士通のエアコンのお客様にはおすすめのオプションです。ダイキン、東芝は対応不可です。こちらは、上記のドレンパン分解よりさらに一歩奥に進んで、内部に見える送風ファンも分解します。ここまで外すとよりキレイになります。ただ、そこまで汚れていない!というケースもあるので、ここまで必要かどうかは、スタッフにご相談頂ければ幸いです。当店では、ドレンパン分解までは絶対おすすめですが、ここまでの分解は、過剰な分解な場合もございます。沖縄や店舗などで冷房を使う時間が一般家庭よりも長い場合は、おすすめですが、一般家庭はそこまで必要ないケースも多いです。
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